Remember,

過去の日記を移動させるべく。それと、格闘ゲームに費やした貴重な時間を思い出してみる。

クナイを投げる忍者に目覚める #003 1.07k

最悪の印象で、しばらく思い出すこともなかったネオジオ。一方的に(理不尽に?)ボコボコやられると、たとえゲームでもいい気はしないさ。

 

 

それから1年以上は経っただろうか、学校からの帰り道にふと立ち寄ったスーパーの片隅に置いてあったゲームの筐体に気付く。あとからそれはMVSというシステムであることを知る。

 

 

それからは妙に古風な音楽とズバッという激しい効果音が聞こえてきていた。サムライスピリッツという作品である。

 

「武士道とは死ぬことと見つけたり、修羅道とは倒すことと見つけたり」

やたらしぶいBGMにのってこの言葉が聞こえてきた。

 

 たまたま持っていた小銭で何気なく動かしてみたのは、ガルフォードという青い忍者?とその飼い犬の忍犬パピーであった。

 

 

比較的シンプルなシステムであったが、ダメージを受けると怒りがたまり、キャラクターの顔が赤くなるなど細かい演出が妙に気にいったのか自分でも驚いた。

 

 

久しぶりに触るレバーコントローラで波動拳コマンドを入力し、ビリビリ電気のようなエフェクトのついた手裏剣?クナイ?を出せたのだけでも感動だったはず。プラズマブレード!と言っているらしかったがそれはどうでもよかった。

 

 

そんなにプレイ頻度は頻繁ではなかったが、明らかにサムライスピリッツに対する興味は増していったのは覚えている。ちいさなスーパーの一角にあるちいさな筐体に100円玉を入れて遊ぶのが日課になっていった。3~4人目あたりでいつも負けてゲームオーバーになるのが関の山だったが、たぶん純粋に楽しかったのだ。

 

 

そういえば、この頃やっとスムーズにレバーで波動拳コマンド(下方向から右方向にスライドさせる)のを出せるようになった。

 

 

主人公の覇王丸やヒロインのナコルルより、すこしクセのある脇役系のキャラクターに魅力を感じてしまう困ったクセはこのころから発言していたのだな。

 

 

それとゲームの筐体にキャラごとの操作方法が簡易的に描いてあるものの、詳しい動きがまったくわからないため、ゲーメストムック・サムライスピリッツを購入し、読み込んでみた。

 

必殺技が詳しく紹介されているだけでなく、通常技の分類も詳細に書かれており、何よりそれぞれに技名が設定されていることに驚いた。また、対CPU戦のコツ、対人戦のコツなど、格闘ゲームの奥の深さがムックやゲーメストにびっしり書かれていることが、ちょっとしたオタク心に火をつけたのだろう。

 

ガルフォードに姉が数人いるとか、パピーは雌犬だとか。プレイする上ではどうでもいい情報がこれでもかと設定されているのが面白く感じられた。