新しいシリーズで衝撃的な出会いをする #007 1.08k
気が付いたら「サムライスピリッツ」の続編で二作目の「真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変」がリリースされていた。
そして実装された新キャラの一人「牙神幻十郎」にある意味一目ぼれし、それまで使っていたガルフォードはとりあえずお休み。
どりゃあッ!!と一つ一つのアクションにえらく大げさな声を発するのだなというのがファーストインプレッション。
そしてそのビジュアル・装備されている必殺技の粋なところに惹かれてしまったのは仕方がなかったのかもしれない。
実装されている基本的な必殺技は、飛び道具、対空、突進(3連続コマンド入力)
苦手だった「昇龍拳」コマンドを練習し、連続入力の突進技「猪鹿蝶」を弱斬でつなげられるようコマンド速度を上げ、ともかく練習したことを思い出す。
声をあてられていたのは コング桑田さん という方で、最近では子供番組の曲も歌われていた(ブンバボーン)ので多少驚いた。ほかにSNKでは代表的なキャラクター:ギース・ハワード も担当されている。
とにかくいい声。
「どりゃあ!」「どりゃあ!」の他にも、「こうよくじん!」「ごこう!」など技名も叫び、たぶん一番カッコいいのが三連殺という技の「ひとつ!」「ふたつ!」「みっつ!」「いのしかちょう!」だと思う。
花札から由来する技名だと思われ、まったく知識がなかったのだが、多少興味を持ったりもした。もともとそういう企業だったのか…いや任天堂か。
対戦ゲーム性の楽しさを感じてきたののほかにも、和風を強調してあること、キャラ同士の掛け合い(ストーリー性)、面白味のある演出などが楽しく、瞬く間にこのゲームにハマるようになった。「牙神幻十郎」は「覇王丸」と同門で過去に因縁があるとか、その師匠も新キャラとして参上しているし、その師匠は審判役の黒子と古い付き合いだとか、設定が深すぎて知れば知るほど楽しかったのだ。
当然のようにゲーメストムックを購入し、プレイできる回数は限られているので(金銭的な理由で)読み込んでゲームに臨む。
飛び道具でけん制、中斬りで間合いを保ち、隙あらば大斬りを叩き込む。よくわからない花札の演出をえらくカッコよく感じ、武器破壊技の「五光斬」を出せたのは記憶に一、二度あるかないか。
とまれ、こんな感じでゲームセンターでは日に数回プレイし、その間はゲーメストやゲーメストムックを読みふけって、キャラ特性や背景ストーリーやキャラ設定を楽しんでいた。
このころ高校2年生、来年に受験を控えつつ、新しいゲームにはまり込んでいく。それはストレス解消か現実逃避か。
今思えば、あれはあれでアリだったのかもね。